たいがー・りーの個展で香川へGO
午前中は琴平の金毘羅さんへ
785段の階段を登ってお参り
熱中症を心配してたけど、ちょうど曇ってたのでなんとか登れました
山頂では晴れたしね♪
いい風景〜
展示期間外だったので若冲は見られなかったけど、500段めになぜかある資生堂パーラーで休憩したりして充実♪
それにしても金毘羅さんはなんか気持ちの良いとこでした
神社仏閣は相性があると思ってるのですが、なんとなく私に合いそう
商売の神様のせいか、なんか開けた感じの明るい神社
おみくじも大吉だったし
午後は会場のある仏生山に到着
まずは「へちま文庫」というカフェへ
ここにはたいがーコラボメニューがあるのです
これがコラボメニューのひとつ「余白」カレー!!
「余白」という言葉はたいがーのHPのタイトルでもあり、たいがーのテーマでもある言葉
皿のほとんどが余白というカレー
実質スプーン2杯しかありません(300円)
シャレで頼んだだけでなんの期待もなかったんだけど、このカレーめちゃくちゃおいしいの!
びっくり!
タイカレー系のチキンカレー
丼でくれ!
(ちなみにこのお店カレーは水曜日しか食べられないそう)
そしていよいよ個展会場のTOYTOYTOYへ個展といっても、開場時間の6時間ほど作品を自分で口頭で説明しまくるというライブ形式の展示
しかも2週間フル在廊して、このギャラリーの2階に住む
もうこの形式がアートじゃのう
ちなみにこの写真は「恋の防弾チョッキ」を説明しているところ
【恋の防弾チョッキ】
中学生のとき、コートからはみでたサッカーボールを蹴り返してもらったことで、矢に打たれたように一瞬で恋に落ちたたいがーさん
それから勉強が手につかなくなった経験から、「不意に来る『恋の矢』から中学生を守りたい!」という気持ちから作られた作品
この紙でできたチョッキは早稲田大学受験をした受験生のノート
なんども同じ文字や、意味のないもの、暗記したいものなどが書きつらねてある
それは筆圧からして、ストレスや執念がないまぜになった禍々しいまでのオーラを放ってる
このノートで作られた防弾チョッキはその念により恋の矢を必ずや跳ね返すであろう
この何年か前にも見たことあるんだけど、やっぱ本物はなんと見てもスゴイわ
あと解説がアツいので何度でも鑑賞してられる
あと新作としては【どこでも窓】
画板くらいの板をくり抜いて窓枠をつけたもの
窓の部分はプラ板
これはドラマなんかでよくある、窓で隔てられた二人がガラス越しに手を合わせ合うシーンを再現できる便利グッズ(?)
窓のこちら側とあちら側で手を合わせ合う…
「それがどうした!!」とお思いでしょう
これがなかなかエモい気分になるんですよ
もうひとつおまけの仕掛けがあって上の方に1.5センチくらいの小さな穴が開いているんです
そこからお互いの人差し指を直接合わせあうこともできる
「それがどうした!!」とお思いでしょう
たいがーさんとお客さんで実演
わたくしやってみましたら、合わせた瞬間ヘンな声が漏れましたわ
やべえんですよ
ほんの一部を触れ合うことでそこに意識や感覚が集中してしまうんですね
正直、握手会とかより集中してその人を感じられると思う
アイドルの握手会はぜんぶこれにすべきだよなー
同じ系譜の作品で【ワクワクフォン】
作品は木製の素通しの枠(バックのクマの布は気にしないでください)
これはスマホの画面を表してます
これをかざしてモノを見てみる
するとカメラの焦点が合うように、そこの部分が切り取られフォーカスされる
それは普段漠然と見ている風景とは違う深度のもの
そういう体験をしてみませんか、という作品
これはNHKのこども番組「シャキーン」でも紹介してましたね
この作品をは販売してたので購入♪
それにしても、とつじょ高知に移住したたいがーさんは工房でレーザーカッターを使えるようになり、作品のクオリティが飛躍的に向上してる
これは手作りのたいがーガチャ(500円)として販売している作品
紙粘土製のサイコロのようなもの
6面にいろいろなことばが書いてあります
これも、文章や文脈ではなく、この言葉だけ切り取ってフォーカスしてみようという作品
なんやかんやで2、3時間滞在
いちいち解説がアツいので長丁場になっちゃうよね
でも作品は40以上あったらしい(全部鑑賞したら3日くらいかかりそう)
すごく楽しかった〜♪
仏生山温泉(オシャレな建築)の建築家さんも来ていて「美術館にある作品と遜色ない」的なことを言ってしきりにほめてましたねー
そーなんですよ
現代美術をわりと見に行ってる私からしたら、たいがー作品て余裕で現代美術館クラスだと思うんだけど…
なにかいい流れに乗れるといいなー
応援してる
一緒に言った友達も「すごくよかった。なんか応援したくなる」って言ってましたわ
機会があればみなさんもぜひたいがーワールドを体験してほしい