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ウォン・カーウァイの映画のリバイバル上映です
そういえば若い頃ウォン・カーウァイ好きだったな〜と思い出して観てきました
(この映画は初見)
観たら思い出しましたね
ウォン・カーウァイならではこの映像美!
正直ストーリーはあって無きが如しだけどとにかく映像が美しい
(あらすじ)
1962年、香港。新聞編集者の男性チャウと商社で秘書として働く女性チャンは、同じ日に同じアパートに引っ越してきて隣人になる。やがて2人は互いのパートナーが不倫関係にあることに気づき、時間を共有するように。戸惑いながらも、強く惹かれ合っていくチャウとチャンだったが……。
とーにーかーくー
人が美しい
香港が怪しくも美しい
インテリアが美しい
チャイナドレスたまらん
住宅事情が悪い香港では一軒家の中の空き部屋を他人に貸すのはよくあることらしい
チャウとチャンはそれぞれ夫婦で一部屋ずつかり、隣同士に住む
トニー・レオン(背の低い西島秀俊)とマギー・チャン(藤原紀香の身体に吉永小百合の顔)ですよ
トニー・レオンはどんな時も髪を整髪料でびっちり整え、白いシャツ
マギー・チャンはビチビチの華やかなチャイナドレスをシーンごとに変えて登場
2人とも美しい!
ストーリーはあんまり重要ではない
同時期に越してきた隣の部屋の気になる奥さん
どうやらお互いの伴侶は伴侶同士で浮気しているらしい
だったらこっちも浮気したってお互いさま
それは分かっているけど根が真面目な2人は惹かれ合いながらもどうしても踏み込めない
そんなもだもだしているシーンがずっと続く
結局ヤったのかヤってないのかは最後まで分からない
最後にチラリと映った子どもは誰の子なのか
まあそれはどうでもいいです
ウォン・カーウァイの映画は極上のPVだと思ってるのでストーリーは二の次
しかし美しい映画だなあ
マギーちゃんの色とりどりのドレス!
(ちなみに大家のおばさんや近所の人もビチビチのチャイナドレスだ)
まだ九龍城があった頃の怪しく雑多で美しい香港!
突然くるスコール
屋台で麺を売ってるおっさん
ところ構わず燻らすタバコの煙
極彩色の壁紙に緑のファイヤーキングの食器
そしてどピンクの透明な麻雀牌!
色彩構成やインテリア、ファッションが私の好きな世界観すぎて胸を掻きむしりたいほどクラクラしました
香港は返還前に行ったことあるけど、もう色々変わってしまったんだろうな…
8月に読んだ本です
▷望遠ニッポン(ヤマザキマリ)

日本から見た世界、世界から見た日本
世界のあちこちで暮らした経験のあるヤマザキさんだからこそ描けるエッセイ
この人(テルマエロマエの作者)はストーリー漫画はそこまでおもしろくないけど(失礼)、エッセイやエッセイ漫画は今までハズしたことないな
おもしろい
ほかのも読んでみようかな
▷ふやすミニマリスト(藤岡みなみ)

何年か前にちょっと話題になった『100日間のシンプルライフ』という映画があったじゃないですか
私は見てないんですが、全裸で持ち物ゼロの状態になって、「1日1個だけ倉庫から持ち物を取り出せる」というルールで100日生きるというドキュメンタリー映画だったと思います
(観そびれててるけど、改めて書くとめちゃくちゃ面白そうだな)
その映画をヒントに筆者も同じようにやってみたというルポです
ルールは少し現実的にして緩めに設定
⚪︎空き部屋を借りて暮らし、1日に1個元の住居から物を取り出せる
⚪︎最低限の服は身につけた状態
⚪︎電気ガス水道は使える
⚪︎食料品はOK(調味料は1カウント)
1日目は敷布団
2日目は歯ブラシ
3日目はスニーカー
というようにアイテムがひとつづつ増えていく
こういうのワクワクしますね〜
最初のうちはさもありなんというラインナップですが、だんだん共感できないものも増えてきます
7日目の爪切りとか29日目のレシピ本とか
その人にとって何が大事か分かりそうで面白い企画ですね
やってみたい
ただこの人結婚していて2歳くらいの子供もいるみたいなんですよね
普通に考えてこの生活無理じゃね?
家族と生活しながら自分だけにルールを課してたのかなぁ
面白い企画の本だけどそこだけよくわからないのでモヤっとした
▷まぐだら屋のマリア(原田マハ)

原田マハの本初めて読みました
おもしろくてあっという間に読んじゃった
近年NHKか何かでドラマ化もされたようです
(あらすじ)
船場吉兆の使い回し事件を思わせる仕事場から逃げ出してきた修行中の料理人の若者
料理人になる夢も断たれ、自殺するために最果ての地へのバスに乗る
その最果ての地でたまたま入った小料理屋でマリアという女性と出会った若者は、なし崩し的にこの小料理屋を手伝い始める
傷ついた訳ありの人が多いのか、詮索をしない優しい人たちが住む寂しい桃源郷のような土地
魅力的だが秘密の多いマリア
マリアが絶対服従する謎の老婆のオーナー
最後3分の1くらいからどんどん過去が解き明かされ、一気にクライマックスへ
表題や登場人物の名前があらわす通り、キリスト教関連のモチーフが効果的に出てくる
いやあおもしろいなぁ
構成上手だなぁ
…ただひねくれた私の感想ですが、なんか構成が上手すぎてなんとなくハナにつくというか
宮藤官九郎にも同じ感想を持つのですが、すごくよくできていておもしろいのですが、作者の「ここで伏線を回収して」とか「ここでモチーフが繋がって」とか「この場面は〇〇のオマージュで感動させてっと」みたいな、なんかドヤ顔が見える気がして…
いや、性格悪くてすみません

キングダムの新作映画を観てきました!
王騎が死んだ後からか‥
どんな話だったっけ
(原作漫画は友達から借りてるので手元にない)
<あらすじ>
馬陽の戦いで秦が大将軍・王騎を失ってから3年。王騎の思いを受け継ぎ、成長を続ける信は千人将に昇格していた。そんな中、趙の宰相・李牧の策略で、秦以外のすべての国が手を組み、総数50万からなる「合従軍」が秦へ侵攻を開始する。首都・咸陽の王宮では嬴政を中心に事態の対応に奔走するが、かつてない軍勢を前に、秦は国家滅亡の危機に追い込まれる。信は同じ若き将である蒙恬や王賁とともに、秦の国門である函谷関へ向かい、同地には麃公、蒙武、騰、王翦、桓騎ら秦を代表する将軍たちが集結する。一方の合従軍は、楚の春申君を総大将に、かつて祖国を蹂躙されたことで秦に恨みを抱く趙の猛将・万極をはじめとする各国の強者たちが集っていた。
そうそう!
合従策のとこね!
話的には合従策の前三分の一くらいのとこで、いささか中途半端な感じ
しかし新キャラがいいのです

信のいわゆる同期のような存在であり良きライバルである蒙恬(もうてん)と王賁(王ほん)が登場
蒙恬は志尊淳!(左上)
王賁は神尾楓珠!(右上)
若いイケメンに疎い私でも名前くらいは知っています
これがバッチリなのですよ〜
陽キャで爽やか、軽装で戦場を駆け回る蒙恬に志尊淳がどハマり
同じく神尾楓珠も寡黙で頑固だけど育ちの良さが隠しきれないお坊ちゃんキャラにぴったりで、「すげー!漫画キャラが動いてる!」ってびっくり
ていうか2人とも空想の美形である漫画のキャラよりも美形ってすごいな
ちなみに私の好きな桓騎(上段中央)もとうとう登場
「桓騎は若き日の北村一輝しか認めない」と思っていましたが、坂口憲二です
しかし坂口憲二も頑張ってました
今回は顔見せくらいの出番ですが、わずかなショットで存在感と色気と迫力を放出
思ったよりいい!
桓騎と老将がタッグを組むエピソードが大好きなので、次作は大いに期待
ってキャラのことばかり書いてますね
今回のメイン敵は山田裕貴の万極
長平の戦いでの40万人生き埋めの生き残りです
40万人生き埋めって…
めちゃくちゃすぎだろ
やっぱ中国はすげえな(褒めてない)
ちなみにこの頃は日本は弥生時代でやっと石包丁で稲を刈ること覚えたりしてた頃です
文化の差〜

▷「プラハの古本屋」 千野栄一(著)
新聞広告で気になったので読んでみました
読み始めて気がついたのですが、すごく昔のエッセイ(格調高いので随筆と言ったほうが相応しいか)でした
1987年の本
内容はスラブ言語学者である著者の古本探索旅についてのエッセイ
まだネットなどない時代
マイナーな本を探すのは、地道に古本屋を巡ることが一番
作者はスラブ語学の本を探すため、外国に行き、地元の研究者などと酒を飲んで情報を集め、古本屋に通う
古本屋も全部商品を並べている訳でもなく、顔見知りになり信用を得ると、ようやく奥の棚に案内してくれるというシステムだったり、誰かの紹介が必要だったりする
また同じ古本探索をしている先輩、後輩などの人間関係もあり、先輩にレア本を渡せて誇らしそうにしている描写とか、なんでもその道の「界隈」というものがあるもんだな〜と感心した
▷「地政学BOYS」 1〜6巻 理央(著)

マイケルの映画を観てきました
私は世代がややずれてはいますが、マイケル・ジャクソンが生きてた時代に生きてるのにあまり知らないな〜と思いまして
(さすがに代表曲の2、3曲は知っているが)
▷あらすじ
貧しく子沢山なジャクソン一家
父親の厳しい指導のもと、兄弟グループ「ジャクソン5」としてデビューし、成功をおさめる
メインボーカルのマイケルは名プロデューサーと出会い、ソロでも大成功
大スターに
しかし、その裏では支配的な父親との確執、孤独、失われた少年時代を取り返すような子供じみた行動、大火傷や皮膚のトラブルなどさまざまな苦しみと葛藤があった
主演はマイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンという人
がんばって似せてました
正直、私はマイケルに対して思い入れがないので普通に楽しめたけど、マイケル愛が強い人にとっては「あれが違うここが違う」ともっと気になっちゃうかもね
トライセラの和田さんがマイケル愛ゆえにXで長文ウザコメントをしてて逆に好感を持った
私は細身のマイケルに対して「おシリでかっ」って思ったくらい(笑)
お父さんが小さなマイケルをズボンの革ベルトで叩いてしつけたり、暴力的で怖いんだ
体もすごく大きいし
小さい頃から親が全面的に支配して英才教育をするのってどうなんだろうっていつも思っちゃう
でもバイオリンやピアノやバレエやアイススケートなんかもある程度親が支配的に先導しないと成立しないだろうし
将来的に成功して栄光を掴む可能性が高いとしても、たわいのないのんきな子供時代をすべて投げ打たないといけない
しかもその生活はそもそも子どもが望んだものではないわけで…
マイケルも普通の親だったら、学校に行ったり、親の手伝いをしたり、バスケットボールで遊んだりして平和に暮らして終わるんだろうか
それはそれで世界の損失な気がするしな〜
ふーむ



▷「穴」
▷「庭」
▷「工場」
小山田浩子
新聞のコラムの文体が面白かったので、小山田浩子さんという人の小説を3冊読んでみました
3冊とも似たような感じなので、まとめた感想
主人公は35歳くらいの平凡な主婦なことが多い
特に目立つ容姿でも性格でもなく、旦那の転勤で引っ越し、義母との仲はまあまあ
どうやら不妊治療を考えているらしい…
みたいな感じで、ありふれた主婦の生活が丁寧に描写される
しかしそのどこにでもある日常に少し変な情景がカットインしてくる
視界の端にありえない変な動物の影を捉えたとか
変な風習の話を聞いただとか…
そんな奇妙な情景が日常の情景と同じテンションの文体で混じってくる
それで結局最後に何か起こるのかと思いきや、特に何も起こらず、謎についての説明もなく終わる
なんだこれ
すごい不思議な小説
低予算のジャパニーズホラーの映画があるじゃないですか
いうなれば、あれの化け物が出てくるまでの前半の日常ドラマ部分だけを延々見せられている感じ
私は結構おもしろいとは思ったけど、まあ3冊読めばお腹いっぱいかも
でもこのニッチな感覚のセンスにどハマりしそうな人はいそう

▷図書館の主(あるじ) 篠原ウミハル
1〜15巻完結
Kindle Unlimitedがセールになってて、読み放題だったので読んでみました
漫画です
舞台は児童書だけの専門図書館「タチアオイ児童図書館」
ここは金持ちの老婦人が趣味で経営
司書は偏屈で無愛想なメガネの青年で、あらゆる児童書に精通している
彼を中心として常連のサラリーマン、子供たち、そのお母さんたち、同僚の女性司書たちの人間模様が一話完結で描かれる
一話につき児童書が1冊エピソードに絡めて紹介されるのでおもしろい
私は読みながら知識が広がる系の漫画が好きなのだ
正直、絵柄は平凡だし、一話ごとのエピソードもそこまで惹かれはしないんだけど、ゆるやかな流れがあって、嫌な人物もだんだん打ち解けて図書館の風景の一部になったり、子供がだんだん成長していくのが描かれているのが好ましい
全15巻だけど3日ほどで一気に読んでしまった
正直、これこそ小学校の図書館に揃えておいてもいい良書だと思ったけど、どうやら紙の本は絶版らしい(そんなに古い本ではないのに)
せちがらいのう…