だるねこ日記 2冊目

SPARKS GOGOのLIVEレポ&日記

またつまらぬ物を作ってしまった@高松編 第5回

今年もまた「またつま」が高松にやってきました

乙幡啓子片桐仁、たいがーりー、デハラユキノリという変なものをつくる界のスターたちのイベントです
わたくし高松は皆勤賞!(東京でも行われている)

前回の様子はこちら

 

今回のテーマは5月5日開催ということもあって「子ども」です

まずは4人の中で一番の(唯一の)常識人、乙幡さんから作品発表
乙幡さんはジャコウネズミの親子のラジコン

ジャコウネズミはこどもが親のしっぽをくわえて1列になって移動するのです
それを洗濯バサミや羊毛フェルトで再現
ラジコンで親ネズミを動かすと、小ネズミたちがするする〜と繋がって移動します
かわいかった〜

 

続いてデハラさん
デハラさんは片桐さんの絵描き唄を披露したり、朗読をはじめたりでとにかく話がおもしろい人
(男女問わずモテそうな人だ)

作ったのは赤ちゃんのソフビのボディにおじさんの顔をつけた不気味な人形

デハラさん自体は好きだけど、デハラさんの作品は正直キモいものが多い(たまにかわいいのもある)
でもデハラさんの作品は世界的に人気なのだ

 

片桐さんはなぜかあまり子どもに関係なく、天狗のiPhoneケース

いままでいろんなおかしなiPhoneケースを作ってきた片桐さんですが、ドット絵風の立体で作る天狗はすごい技術
1個1個四角い棒で型押しして、めちゃ大変だったそう

 

そして我らがたいがー
1つ目の作品はメンコ
中学生の時に好きだった(今でも)女の子の写真をプリントしたメンコ
そして同じく中学生の時の自分のメンコ

チャンスは一生に一度だけ
自分のメンコを持ち、それに自分のありったけの想いをのせてメンコを叩きつけたなら…
そして彼女のメンコがその風圧(想い)でひっくり返ってくれたなら…

…きっと俺は1歩踏み出していい…

いやよくねーよ!(笑)
35年前に踏み出せよ!

 

2つ目は
音を捕まえて虫かごに閉じ込める声カゴ

声を発すると聴いている場所で聴こえ方が違う
ボイレコを仕込んだ虫取り網で声を採取し、虫かごに入れる
複数の声を同時に再生することもできる

という声に異常なこだわりをもつたいがーらしい作品

いやー 今回もほとばしってますね
1つめの作品エピソードに関してはもはやストーカーギリギリの域

それにしても相変わらずたいがーの作品は「作品を発表するパフォーマンス込み」の作品が多いですね
そこがいいんだけど

以前は「パフォーマンスを聞くのはおもしろいけど、作品の(商業的)効率は悪いな〜」と思ってたけど、最近はこれこそが彼の作品の独自性であり強みなのではないかと思った
彼自身も作品のうちっていう

 

4人の発表が終わり、後半は素人の作品発表

○鯉のぼりが変形して兜飾りに変形する合体ロボ
3Dプリンタを駆使しすごい出来

 

○阿修羅のように三面に顔があるランドセルカバー

怖い。暗闇で光る。
変質者に合わなくなるが、友達もいなくなりそう

 

キャプテン翼のシュートがすごすぎて壁が凹むシーンを再現しようとしたサッカーボール

 

そのほか
○川に沈んでいた貝殻がいっぱいくっついた瓶で作ったタツノオトシゴとその子ども
徳川家光が描いた通称「ぴよぴよ鳳凰」を立体化したもの
○粘土で作った顔が崩れていく映像作品(すごいけどキモい)
○サメの卵を模したアイスノン
○「蜘蛛の子を散らす」という表現を立体化したジオラマ(どういうことだ)
○おばあさんの妖怪みたいなのが川をのぼってどうたら…(会場の女性陣ドン引き)
カニ型イヤホン
○自分の子どもがうまれてうれしすぎて、赤ちゃん用王様コスプレセットを作った人

などなど…

今回は作家陣の作品がおとなしめな反面、素人集団はなんか頭のおかしい作品(人)が多めの印象

 

私がいちばん気に入ったのはぴよぴよ鳳凰
徳川家光はゆるい動物絵を描いてのこしているのです

↑(本物)こんなん将軍が描いたら家臣はコメントに困るだろうな

これを立体化した作品

フランフランで売ってるセンサーで鳴く鳥の置物をベースにしているので、葵の御紋の筆で撫ぜるとさえずりはじめます 

めっちゃかわいい〜

8500円くらいなら欲しいな

 

また来年を楽しみにしてる!!