だるねこ日記 2冊目

SPARKS GOGOのLIVEレポ&日記

宮川香山 真葛ミュージアム

横浜1日目のはなし

去年は没後100年ということであちこちで宮川香山展が開催

追っかけのように3ヶ所も行ったわたくしですが、今回はシメとして横浜の真葛ミュージアム
ずっと行きたかったんだけど土日しか開館してないのでチャンスがなかったんだよね~

横浜駅から歩いて15分くらいのヨコハマポートサイド。オサレ地区ですなぁ



真葛ミュージアムはとても小さなこぎれいな美術館

三陽物産というお菓子屋の社長が趣味でやってるっぽい
源吉兆庵も香山の名品をコレクションしてるし、香山は和菓子屋さんをひきつけるのかな

香山といえばアタマおかしいくらいの超絶技巧の高浮き彫りが有名
海洋堂のフィギュアみたいに精巧な造形の鳥やカニがくっついた壷とか



私も最初はそれが気になって香山が好きになったんだけど、香山は高浮き彫りだけの人ではない

和風の絵付けなのにどこかヨーロッパっぽいエレガントな絵付けの花瓶や壷も美しい



ここにはなかったけど現代アートのような斬新な色彩の窯変の大壷などもある

全然違うジャンルの作風でも一流をみせる香山
天才はなにやっても天才だ


この美術館にある作品は数はあんまり多くない
でもきれいな花の絵付けの花瓶や小さな瓶、白い龍が浮き出た大きな壷など美しい作品があった
高浮き彫りの作品の収集はイマイチかな… 外人向けのちょっと品のないゴテゴテした壷とか


作品解説を読んで知ったんだけど、香山は伊藤若冲河鍋暁斎に影響を受けていたらしい
若冲の絵にインスパイアされたと見られるツララの表現の造形や暁斎の絵と同じ構図のカエルの絵付などがある

私も若冲暁斎も好き♪

若冲暁斎も時代を超越したハイセンスとユーモアの粋人だと思うけど、香山も同じジャンルの人だ
香山が2人に惹かれていたのは納得


たまたま館長らしき人が在廊してたみたいで、取材関係者らしき人にマシンガントークしてた
(オタク気質の人って自分の好きなジャンルについてマシンガントークしちゃうよね)

わりと若い館長だったけど本当に香山好きなんだな~って感じ
香山の作品はどうやって作ってるのかサッパリ分からないものが多いので、お話を聞いてみたかった

また企画展とかあれば来ようかな