こないだの東京ばなし（といっても神奈川だけど）
お気に入りの作品
小さな小部屋があって全面に油絵が掛かっている
2日目は横浜トリエンナーレへ
前回も行ったけどもう3年もたつとはな～
時が経つの早すぎて死ぬ
横浜美術館入り口
門柱には難民の人が使った救命胴衣がびっしり巻き付けられている
今回のテーマは「島と星座とガラパゴス」
たしかに島っぽいものがモチーフの作品が多かったかな…
ずっと暗闇に続くトンネル
…に見えて実は作品自体の奥行きはあまりない
鏡をずらして貼って錯覚を利用してるっぽい
美しい
不気味おもしろい
同じ手法でこちらは井戸
地の果てまで続いていそう
部屋に置いてたらおもしろい思う
白い小部屋に5体くらい、インディアン風の酋長の像が掲げられている
どの酋長も鮮やかに着飾っている
よく見るとこの像はホームセンターで買えるような材料で作られているのが分かる
羽飾りや頭飾りはほうきや熊手
顔は蚊取り線香
胸当ては排水溝の蓋（女性の酋長）
股間は水道の蛇口（男性の酋長）
その他は毛糸で飾られている
安っぽい材料なのに拝みたくなるような神々しさがある
鳥の羽で覆われたクマたん（巨大）
すごいかわいいし見栄えもするけどアートって言われると…？？
って気がする
ファッションビルの装飾ならSO COOLだけど
これはおばあさんの家を油絵で再現したものらしい
おもしろいのは家具や物をいちいち別のキャンバスに描き、実際に並べているところ
タンスの絵の上にコンポの絵を置く
その横にはぬいぐるみの絵や果物のダンボール箱、なぜかシャンプーの容器の絵を配置といった具合
おばあちゃんの家には長年積み上げた訳の分からないものが置いてあったりするよね
「シャンプーもらったけど、わたしゃーエメロンしか使わんから」とか言って
とりあえず適当にタンスの上に置いて何年もたっちゃったりって感じ？
リアリティある（笑）
別会場の赤煉瓦倉庫や銀行跡、バンクアートなどの会場にも足を伸ばす私たち
（方向音痴なのでけっこう迷った…）
スーパーの袋で作った花の花畑
死者の庭って感じで不気味美しい
シーマンぽい
好き
台風が近づいてきたのでここで断念
11月までやってるので機会があったら黄金町バザールも行きたいな～
現代アートはここ数年でたくさん見たけどまだ「ちゃんとした見方」というのが分からない
美しくもおもしろくもないひとりよがりの作品を見ると腹が立つこともある
でもたまに
「なぜこういうことを思いついて、あまつさえ実際に労力をかけて作ろうと思ったのか？」
というようなおもしろい作品に出会うことがある
その発想、それを作品化する情熱、そしてなんの根拠もないのに堂々と発表する自信と確信
人間っておもしろいなーと思う
まだまだ現代アートを見たい
自分の中に視点の軸を作りたい
