たいがーりーの発明品作品発表会「余白」に行ってきました
今月移動しすぎでへとへとなんだけど見たいものを見たいうちに全部見ておきたい
旅行サイトのシークレットクーポンがでたしね(6000円引)
しかし「余白」って絶妙にいいタイトルだよなぁ
場所は阿佐ヶ谷ロフト
お客さんはかなり満員
(一番後ろにテッチもいた!後輩思い!)
たいがーと友達2人(発明品の被験者らしい)が登場
壇上で次々発明品を発表していく
「放課後片思い系発明作家」と名乗ってるだけあって、中高生が異性を意識し始めた頃の
センチメンタルで身もだえするような甘酸っぱい感じに焦点を当てた作品が主体
作品「先が手の形をしたしゃもじ」
好きな人の手をシリコンで型取りして柄をつけたもの
指先は曲げられているのでそのままゴハンをよそうもよし、その形を利用してオニギリを作るもよし
しゃもじの手は右手の分しかない
予算の都合上、左手はないらしい
しかしそれを逆手とって、自分の左手としゃもじの右手でオニギリを握れば
なんと本邦初「好きな人と一緒に作ったオニギリ」ができる
また、これから10年後またその人に型取りさせてもらってもう1本しゃもじを作って
その2本でオニギリを作ればそれは「24才と34才の君が作った時空を超えたオニギリ」になる
…と本人は主張してます
ならねえよ(笑)
終始こんな感じ
分かる人には分かるし、分からない人には全く意味の分からない世界
○女子マネージャーにタオルを渡してもらう声の再現
○『南くんの恋人』みたいに好きな人のポケットに入って移動する気分が味わえる巨大ポケット
○クラスの女子が休み時間に走り回って、偶然スカートの端が自分に当たった感覚を再現するマシン
○好きな人の頭の形、考えたことが反映された帽子
○好きな人のノートの切れ端はケシカスが詰められた万華鏡
○若者の声を注入する点滴
などなど…
しょうもないし無理のある作品もあるけどおもしろい世界観だと思う
基本的に「好きな人の痕跡をいろんな形で愛でる」という作品が多い
ある種のフェチとか変態ぽくあるが、それにしては性的なにおいはほとんど感じられない
以前個展で会った時に本人に聞いてみたのだが、
その「たいがーがリアルに好きな女子」とやらを現実に手に入れることが目的ではないそうだ
彼女の存在は「切ない甘酸っぱい気持ち」を再現するために必要な一種の装置のような役割なのかも
最後の作品は、実際に高校で採取した生音をただ聴かせるもの
高校生の壁打ちテニスや廊下を走る音
ただそんだけなんだけど放課後の風景がありありと体感できる
別に私は学生時代に思い入れがあるわけでも、運動部で汗を流した思い出もないのに
音にはすごく情報が詰まっている
音だけで体験してもいない幻の青春を追体験できる
フシギだ
おもしろかった♪
たいがーちゃんはスイッチミスとかいっぱいしてたけど、しゃべりは前より少し上手になってた
友達もナイスアシストだったし
たいがーちゃんは近い将来もう一度脚光を浴びると思う
その瞬間が見たい