だるねこ日記 2冊目

SPARKS GOGOのLIVEレポ&日記

瀬戸内芸術祭@伊吹島

いよいよ瀬戸芸ラストの島、伊吹島です
観音寺の港からフェリーで渡ります

伊吹島はいりこ漁の盛んなとこ
港にはいりこの加工工場がいくつもあります

港のデッキ

島はどこも坂道が多い

メラ・ヤルスマ、ニンディティヨ・アディプルノモ「パサング」ネザーランドとインドネシアの作家のユニットの作品なのだが、なぜか韓国ぽい



島内を歩いていると、地元の観音寺高校の生徒の作品が関連イベントとして展示してあった日光に照らされて、いりこの魚影が映るテーブル
やるじゃん高校生

それにしてもここもいいとこだなぁ

公民館の前の顔出し立て看板

栗林隆「伊吹の樹」これ大作
どうやって作ったのか分からないな〜

横から見たところ
かなりデカイです

中をのぞいたところ
内側は全面鏡張りでとても美しいです

きれいだなぁ

美しいところだけど廃屋の数もすごい
漁以外の仕事はなかなか難しいのかも

 

ここらでお腹が空いたのでお昼にします
行きたかったおしゃれカフェはお休みでした

仕方なく「まっちゃん」という食事処へ…
紙にマジックで殴り書きの看板を見て嫌な予感…
でもほかにあまり食べるとこなさそうだし仕方ない

まっちゃんは古民家で営業していて、座敷みたいなとこで食べるのですが、
敷物が使い古しの絨毯やフリークロス
あちこちに飾ってある昭和の家にある昔の置物や人形
全部ばらばらの使い古した食器やお盆やテーブルクロス
お茶のサーバーは中古のペットボトル(マジか)
…といった具合で、たとえ親戚の家であってもまあまあドン引きする感じ

入ったことを後悔したのですが、いりこ飯定食を食べたらすんごいおいしかったのですね〜
いりこを炊き込んだごはんも白いサツマイモの天ぷらもパスタサラダも
まっちゃん料理上手だな!
あとは床の布類を全部捨ててくれ!

 

【新作】ゲゲルポヨ「つながる海」
元郵便局にゲゲルポヨというインドネシアの六人組アーティストが作品展開しています

インドネシアっぽい図柄ののれんや旗

壁は壁画で埋め尽くされている

お前絶対カイジ読んでるだろ

 

【新作】アレクサンドラ・コヴォレヴァ&佐藤敬/KASA「海の庭・ものがみる夢」廃校になった教室に、古い青い漁網が幾層か張られている
まるで海のよう
写真ではわかりづらいですが、本当に深みのある海のようでとても美しい作品でした

 

【新作】アレクサンドラ・コヴォレヴァ&佐藤敬/KASA「島の庭・ものがみる夢」

色とりどりの網を立ててまるで珊瑚の林のようにした作品
網は漁網ではなく、鶏小屋に張るような針金のもの
これも綺麗でした

 

【新作】マナル・アルドワイヤン「浜辺の歌」

漁網に刺してある椰子のような植物を編んだもの
難解な作品

 

伊吹島は美しいなぁ

女子高生っているだけで絵になる
(この日関連イベントのお茶会があったらしく、観音寺の高校生がたくさんいた)

 

お約束の猫写真

なかなかかわいい猫が多いですね
伊吹島の猫はあまりかわいがられてはないようですが(顔がすさみ気味)、あちこちの畑にいりこガラが捨てられてたりするので飢えてはいないようです

 

ここで長かった瀬戸内芸術祭2022の旅は終了です
コロナでほぼこの3年旅行行ってなかったのでとてもつかれた〜
でも久しぶりの旅は楽しかったです
私はこういう小さい旅をするために生きているの

しかし今回の芸術祭はコロナの影響が大きく、会期も短めでしたし外人作家さんはリモートで参加したり、映像だけだったり中止になったりして、全体的に小粒な作品が多かったです
今までは何作かは心が大きく動かされる作品があったものですが…

仕方のないことですが、無事開催されただけでもありがたいことだと思います
三年後はなんに心配もなく開催されるといいな〜

 

このあと観音寺の街に戻って「よるしるべ」を見ます
俺たちの旅はまだ終わりじゃないぜ!(疲労の色濃い)