だるねこ日記 2冊目

SPARKS GOGOのLIVEレポ&日記

瀬戸内芸術祭@高見島

午前中は本島、午後からは高速船でお隣の高見島へ
かつては除虫菊の栽培などで栄えた島です

やはり猫たんがいますね

港では門のようなモニュメントがお出迎え
【新作】 内田晴之「Merry Gates」

 

中島伽那子「時のふる家」好きな作品です
廃屋に突き刺さったアクリル板が、外の光を通し、光ファイバーのように光っている

 

同じ作者で「うつりかわりの家」こちらは廃屋の壁に無数の穴をあけ、やはり外の光を取り入れている
天気や時間によって表情が変わる作品
これも好き

 

【新作】西山美なコ「高見島パフェ」廃屋の2階(納屋のようなところ)にお姫様空間が出現
お耽美なドレッサーと薔薇いっぱいのカウチ

薔薇はこんな感じ
パンフラワーでできてるのかな?

 

おなかがすいたのでランチ
野村正人「海のテラス」(←飲食のプロジェクト)でパスタとコーヒーをいただきます
食べながら作品と景色を鑑賞

【新作】ケンデル・ギール「FLOW」鏡と木でできたインスタレーション
ここだけリゾート地みたい

鏡に風景が映って美しい

 

【新作】藤野裕美子「遠日の同居2022」

新作といってもこれは過去作のリニューアル
着物の柄のような絵が廃屋に描かれている作品も追加
図柄は廃屋の主の思い出のようです

【新作】村田のぞみ「まなうらの景色2022」
これも過去作のリニューアル写真が上手に撮れませんでしたが、廃屋に霧のようなモヤが広がってます

よくみると、細かい針金で形作られている
実態のある霧や煙のような感じ
好きな作品
こういう具象的でない、なんのために作ったのかわからないものが好きみたい

 

【新作】鈴木健太郎「かたちづくられるもの」廃屋の天井、ふすま、障子が青いデニムのような和紙で装飾されています
なかなかモダンでおしゃれなので、このまま旅館の特別室にすればいいのに〜って感じよく見ると、島の人や店の屋号の千社札になってるんですよ
おもしろい

 

【新作】鐡羅佑「通り抜けた家」
なんか「〜の家」というタイトルの作品が多いですね
廃屋をそのまま利用した作品が多いからかな薄い長方形の銅板で覆われた家
隙間があるので、光と風が通り抜けていきます


外から見るとこんな感じ

 

「高見島の木」これはガイドブックに載ってなかったので、正式作品か分からないのですが、木の根っこにフォーカスした作品

 

最後は
【新作】山下茜里「Re mind」廃屋の広いお座敷いっぱいに描かれた赤い妖怪のような人のようなものの絵画
キモいですね〜

AKIRAみがあります

2階はこれまたキモい天井から無数の目玉がのぞいてます
目目連かよ

ぎっしり…
ちなみに布でできたぬいぐるみみたいです

ここにもあそこにも!
ここに泊まって夜中にふと目が覚めたら、たくさんの目玉がいっせいにこっちを向いた…
そんなことになったら筋肉少女帯の歌じゃないか

すごくキモいですがダイナミックで好きな作品です
都会の美術館では表現できない展示をやるのが、瀬戸芸の正しい参加の仕方のような気がします

展示場所がまたいいお屋敷なんだお金持ちだったらしく、屋根には干支の装飾があちこちにあります

 

以上で高見島は終了〜
ふたたび本島を経由して、船で帰路につきます

高見島は小さな島なのに作品盛りだくさんだったな〜
(紹介してない作品もあります)

それにしても1日2島見て回るのはなかなか疲れました

次は初上陸の大島でございます