私のかわいい黒蜜ちゃんが5月30日にあちら側にいってしまいました
腎不全で闘病中でした
一週間以上たってやっと口に出せるようになりました(口に出すと人前で泣きそうで)
1年と1ヶ月のとても短い一生だったので、なんか悲しみのような後悔のようなわりきれない感情がぬぐえなくてまだずっとモヤモヤしています
黒蜜ちゃんはミルクボランティアの方から雫ちゃんとともに譲ってもらいました
三毛猫でもありサビ猫でもある個性的な柄
スレンダーな体ですごく活発で敏捷
とても賢く独立心の強い意志のはっきりした性格
甘えたい時はこちらの都合おかまいなしでグイグイ甘えてくる強引さもかわいい
すご~~~く私の理想的な猫!!
ネットで写真を見て見つけたのですが、実際見て見ると母も一目で「明らかにかしこそう」と気に入ったほど
なのになのに
春まではずっと元気でめちゃめちゃ活発でしたが、腎臓の数値がとんでもなく悪く多飲多尿が続き、投薬や点滴をしても一向に成果が上がらず、最後はごはんが食べられなくなってしまいました
死後、獣医さんと話したのですが、母子感染の猫エイズの可能性を指摘されました
一応、子猫のころに猫エイズと白血病の検査はクリアしてたのですが、あまりに小さい頃の検査では出ないこともあるそう
そういえば、冬に突然カゼを引いたりしてたので可能性はあるかも(感染症に弱くなる)
猫エイズは最終的に口の中に潰瘍ができてごはんが食べられなくて死ぬことが多いんですが、黒蜜ちゃんも明らかに食べ物を飲み込むのがイヤそうでした
口の中に潰瘍は見当たりませんでしたが、喉の奥に異常があったのかも?
腎不全だとしても猫エイズだとしても治療法はないので結果は同じなんですけど…
もともと短い命だとしたら、「保健所→ミルクボランティアさん→雫ちゃんとともに我が家」と生まれた時から一度もひとりぼっちになることもなかったので、それなりに楽しくすごせたのかもしれない
…などと自分の都合のいいように考えたりもしますが、それにしても1年はやはり短すぎて…
2年近く前にはなちゃんを亡くし、そのペットロス解消のために飼ったのにまた黒蜜ちゃんを失ってしまいロスの上塗りになってしまいました
正直、雫ちゃんを一緒に譲ってもらっておいてよかったと思ってます(雫ちゃんは「ついで」だったんですが)
悲しいことは悲しいけど、そばにもう一匹がよりそって甘えてこられるだけでずいぶんと慰められます
ちなみに雫ちゃんは兄弟ではないし、猫エイズは交尾や血が出るほどのケンカをしなければ感染しないので、一応大丈夫だと思われます
(しかしこの猫もいろいろ健康不安の多い猫なのだが)
若い頃は、近所のおばさんとかが「動物は好きだけど、死んだらかわいそうだから飼わない」と言っているのを不思議に思ってましたが、今はちょっと分かります
こんな悲しみに何度も耐えるのは結構つらい…
でもそれ以上に喜びがあるので自分が年をとるまでは飼い続けるだろうけど
ところで猫あるあるなのか、うちの猫だけなのかわかりませんが、自分の死期を悟った猫は私の顔をじっと見てきます
最初はしまちゃんで、死ぬ前日にふと私の顔をまじまじと長い間見つめてきて「どうしたんだろう?」と思ってたら、翌日に死亡
はなちゃんもやはり前日、同じようにまじまじと見つめてきました
そして黒蜜ちゃんも28日の深夜、洗面所でゴロゴロいって甘えてきたのでナデナデしていると、ふと真顔になってじっと見つめてきました
私も3度目だったので「ああ、この猫は明日死ぬのだな」と分かってしまいました
実際、次の日には容態が急激に悪くなり、1日半後の30日に死亡
なんとなく「自分の意識がまだはっきりしているうちにこの人の顔をおぼえておこう」という感じ
不思議ですが、猫の死に方にはすごく潔いものを感じます
私も死ぬ時はこうありたいです
ちなみに残された雫ちゃんはとても鷹揚な性格で、1ヶ月黒蜜ちゃんの介護にかかりっきりで放ったらかしでも、嫉妬したりせず大人しくひとり遊びをしてました
今、家の中で評価が急上昇中
人間のお膝大好きだし、これでシッコたれじゃなければ飼い猫としてカンペキなんですけど
病状のよくない時も2匹でよく外を眺めてました
なかよし