結構前のはなしですが…
題して「禅と庭のミュージアム」
福山にある臨済宗系の神勝寺というとこ
まずはお寺を散策
すごく広大で手入れされたきれいな日本庭園
そして境内は大きな枯山水(有名な作家のらしい)
立派なお堂やコンクリ製の大きな施設がいっぱい
正直言ってこういうお寺は好きじゃないわ…
どんだけ金あんねん
寺は清貧であってほしい
まあ天気がよくてよかった
目的のアート施設「kohtei」
パンフ読んでもよく概要がわからない
拝観料は寺も合わせて1200円
なんじゃこりゃ??
度肝を抜く建造物が目の前に
ものすごくデカい木でできた宇宙船のような建物
(大きすぎてヒキで写真とれない。真ん中にいるカップルとのサイズ比)
写真は下から見たところ
大きな船が円柱で支えられていると思ってください
全体像はこんな感じ↓(パンフより)
か、金~~
どんだけ~~
ちなみに見学者は10人くらいの完全入れ替え制
中は写真が撮れないので説明しにくいのですが…
見学者はお姉さんに案内されてほぼ暗闇の中に椅子に座らされる
そしてお姉さんがわずかな明かりも消し、ドアを閉める
真っ暗闇の中、見学時間は20分
目が慣れてくると暗闇の中、ほんのわずかに光があるのが見える
なにかが揺れている?
これは水?
波がたっている?
ずーっと見ていると、どうやら私たちは水がたまった大きなプールの前にいることが分かる
ものすごくわずかな明かり…
それが揺れ動いて、波をたてている水面が見えてくる
光はかすかに動いたり増えたりして、遠くの街の明かりにも見えるし日が昇るとこにも見える
20分くらい声もたてれず、見学者はそのわずかな光と闇と波の動きをえんえん見つめる
それだけのインスタレーションなんだけど、いわゆる禅の修行とつながっているのだろう
知覚をほぼシャットアウトすることで、
感覚が研ぎ澄まされたり、自分の心を内省できるということかな
なかなかおもしろい体験だった
…にしてもこの建物すごすぎるよ!!
この1つの作品だけのためにとんでもない巨費を投じてるよ!
一見の価値あるかも