だるねこ日記 2冊目

SPARKS GOGOのLIVEレポ&日記

【2月の本】「そうざい料理帖」「違国日記」

2月に読んだ本のメモ


●「そうざい料理帖 巻一、二」池波正太郎

鬼平犯科帳などで有名な池波先生の軽めの料理エッセイ

池波正太郎の時代小説にはしばしば美味しそうな場面が出てくる
鬼平が行きつけの小料理屋で、あさりと浅葱を小鍋で煮て一杯やって、最後はごはんを入れて雑炊にしたりする
マジで美味しそう

池波先生はそれを地でいってるのである
といっても自分で料理するわけではなく、妻に作らせたり銀座へ食べに行ったり
昭和の文豪って感じですなあ
なかなかに亭主関白な場面もあるけど、まあこれは時代ですね
食べたものを日記のように毎日メモしてたり、先生は食べることが本当にお好きなよう

がんばれば1時間くらいで読める内容だけど、昼休みとかに1章か2章ちびちび読んだ

 


●「違国日記1〜11巻(完結)」ヤマシタトモコ(漫画)

ちょっと気になってたので大人買い

35歳独身の少女小説家の槙生(まきお)の姉夫婦が交通事故死した
槙生は死んだ姉とは性格が合わず絶縁しており、死んだ今でも許すことができないほど確執がある
成り行きで1人残されたの女子高生の朝(あさ)を引き取るハメになり、ぎこちない同居生活がはじまる

衝撃的な出来事は冒頭だけで、あとは槙生と朝の生活がすすんでいく

斬新だと思ったのが、中心人物である朝が普通の女子高生なこと

漫画ってやっぱり特別な才能があったり、容姿がすごくかわいかったり、強い意志があったりする子の物語が多いじゃないですか

朝は素直に育てられた普通の子で、その描写がすごくリアル

たとえば

「『両親が死んでいるちょっと特別な子』と思われたくて、初対面の同級生に話してしまう」
とか
「やっとの思いで同性愛を打ち明けてきた幼なじみに対して『そういう友達がいるのってちょっとカッコイイし』」みたいな返しをする
とか

基本的には素直でとてもいい子なのだが、ちょいちょい子供らしいイタさや無神経さがのぞく
でも15歳ごろって一部の大人びた子以外はマジでこんな感じだよね

物語がすすむにつれ、本人らや周りの人の状況や心情が徐々に明かされるのだが、はっきりとは描かれないものも多い

読者はセリフのないコマやわずかな表情から「なぜ姉はあの夫と結婚したのか」とか「夫は朝を愛していたのか」などの疑問の答えを想像する

なんだか漫画というより純文学を読んだあとのような不思議な読後感だった
何度か読み返してみたい

今度ガッキー主演で映画になるらしい
ガッキー=槙生らしいがガッキーがかわいすぎてあまり合ってないような…
槙生は美人だがめんどくさい性格で孤独な狼のような女なのに〜
私のイメージはむしろ「朝=15歳頃のガッキー、槙生=35歳頃の吉田羊」かな

SPARKS GO GO "REBURN! 爆音再燃" CLUB CIRCUIT VOL.2 @京都

久しぶりのスパゴーLIVEです
去年のツアーの取りこぼしを回収するツアー
なんと6年ぶりの京都磔磔
磔磔といえばコロナ中にクラファンに協力したよーな…
存続できてよかった
 
ライブだけでは移動費がもったいないので、大阪で福田平八郎展と古代メキシコ展も鑑賞
夕方から京都へ移動です
大人の旅は金と体力勝負!
 
↓以下ネタバレあり注意(MCは雰囲気)
 
前回と同じ白装束三人衆登場
磔磔は客席を横切っての登場だからいいやね
 
少しずつ老けてってる(当たり前)以外は3人ともあまり変わらないな〜
テッチの髪が短めでふわふわしてるくらいか
テッチは栗色サラサラ時代の印象が強いけどあれはストパーだったのかな
 
インストのmaster mindからスタート
これライブでやったことあったっけ?初?
 
続いて
あかつきを走れ
爆音中毒
Sandy's Sunday
だったかな?
 
取りこぼし回収ツアーだからセトリは前とほぼ同じかと思いきや、全然変えてきましたね
ありがたい
 
○八熊
「ようこそいらっしゃっいました」
「3人合わせてスパークスゴーゴーです」
磔磔は何年ぶり?6年ぶり?」
 
○兄
「去年は俺のコロナが長引いちゃって来れなくてすいませんでした」
 
 
○八熊
「一昨日は博多でdrum be-1も久しぶりだったんだけど、ウォッシュレットが新しくなってて…」
「ウォッシュレット使った?」
 
○テッチ
「なんかマシンガンみたいだった」
 
○八熊
「水がドドドッって。そしたらまた出てくるから終わらないの」
 
 
○八熊
「そのシャツは出すのが正解なの?入れるのが正解なの?」
 
○テッチ
(シャツの前側片方だけINしている)
「なんかどっちもなんかヘンなんだよね」
「でも分かった。こっちは引っ張られるから入れとかなきゃいけない」
「こっち入れてこっちを出すことにした」
 
セトリはわりと新し目の曲多めだけど、あまりやってない曲も
今回はカバーはWildThingのみ
 
(順不同)
Black And Blue、スワロー、Junkfood Junkie
ルート5、SWERVE DRIVER
継続は愛なり、Vintage、Long Long Journey
sad jungle、Booby Trap
 
ルート5は兄作曲弟が歌詞
オリジナルバージョンの方
私はOLD STOCKの方がダンゼン好きだけど(しつこい)
 
継続は愛なりはタイトルも曲もあまり好きじゃないんだけど、生で聴くと八熊さんが熱唱してたのでなんか説得された。よかった
やっぱSWERVE DRIVERとかBooby Trapとかアガる曲が入るとうれしい
 
 
○八熊
「みんな見えてる?」
「こっちからは見えてるよ。みんな半笑いだけど」
「見えなくてもこっちはどうしようもないんだけどね。自分でなんとかしてください」
「疲れたらタバコ吸いに行ってもいいし」
「バラードの時は座ってもいい。バラード無いけど」
 

○八熊
「博多から新幹線で京都に移動だったんだけど、いつも禁煙ブースの近くに席とってくれてるの」
「で、行ってみたらどうもおかしい」
「前日から全車禁煙だって。降りようかと思ったよ」
磔磔はいいね。全フロア吸い放題」
 

○八熊
「今日はドラムが前だからなんか変な感じ」
 
○テッチ
 「なんか俺がボーカルの人みたい」
 
○八熊
「今度(右手)テッチがこっちにしようか。お客さんからは横から見る感じで」
「俺と兄ちゃんと離れてるのも不満」
 
 
テッチコーナーは久しぶりのGreed
この曲は八熊さんからは出てきそうもない曲でいいんだよね

兄コーナーはWild thing
ライブバージョンはいつも聞き応えがある
ていうかやっぱCDには入らない分を現地に聴きに行ってる感がある
 
○八熊
「最近、ちょっと時間があったので曲を書いたりしています」
「そのうちの1曲を」
「ワンダーアイランド」
 
Booby Trap的な浮遊感のあるベースからの入り
ギター入ってからのイントロもかっこいい
明るい曲
曲的にはABEDONバンドの時のチャラめの曲みたい
でもスパゴーなのではギターとかがイカつい感じ
珍しくてよいのではないでしょうか
 
○八熊
「京都いいよね」
「いつも行く銭湯が休みだったんだけど、300mくらい歩いたら他の銭湯があるの」
「銭湯でおじいちゃんと友達になったよ」
「2人ぐらい入れる水風呂に入ってたら、おじいちゃんがここに(至近距離)入ってきたの」
 
アンコールは
SPEED MASTER、恋をしましょう
(もう1曲あったよーな…)
 
恋をしましょうライブバージョンもいい
最後ワヤクソになってどうやって着地すんのかなーみたいになって、でもだんだん秩序を取り戻して終わるの好き
 
○八熊
「兄弟なんだよ?知ってた?」
「そういえば今日は来てないけど、ずっと10年くらい一緒にやってきた照明さんがいて」
 
○兄
「ある日『兄ちゃんて兄弟いるの?』って…」
「後ろでドラムたたいているよ」
「そもそも『兄ちゃん』って言ってる時点で…」
 

○八熊
磔磔は50周年だって」
「俺らは小学校? まだ50前半だったんだ」
「やっぱ磔磔はいいね」
「こう建物に染み付いてる感じが」
「古いものはいい」
「俺たちも」
「あっなんかいいこと言っちゃった。そんなつもりないのに」
 
 
○八熊
「そういやライブ前に客席で体操してた時に10円見つけたの」
「『Y』って書いてまた床の隙間に戻しといた」
「あとで探してみてね」
 
お客さんは珍しく男性が多かったのですが、1人の男性が終演後に見つけて歓声
 
いやー
いいライブでした
マスクがあるとはいえ(任意)、普通にライブできるようになってよかったな〜
 
続けてくれててよかった
ずっと続けるのは才能
 
次は大阪でありんす

【2月の映画】PERFECT DAYS

2月の映画はPERFECT DAYSです

この映画あらすじを聞いた時から気になってたんだよね〜
そして実際見て見たらドンピシャ!!私の好みNO.1!!

平山(役所広司)という中年男の生活のはなし

平山が住むのは推定家賃3万のボロアパート
毎朝、彼は近所のおばあさんが竹箒で道を掃く音で目覚める

布団をたたみ、顔を洗い、髭を剃って身支度を整える
小さな植木たちに水をやり、缶コーヒーを買って車で出勤

黙々と丁寧にトイレの清掃の仕事をし、夕方には銭湯へ
夕食はいつもの居酒屋
読書をして就寝
これが平日

休日はコインランドリー、銭湯、古本屋とカメラ屋を順に巡り、夜は歌の上手いママ(石川さゆり!)のいる小料理屋で一杯

判で押したような平山の毎日の繰り返し


もう私これがたまらんのですよ
完璧に無駄のない僧侶の生活のようなルーティン
平山の生活が繰り返される映像、わたしずっと見てられるわー
まさにパーフェクトデイズ

 

彼は異常に無口で、親しくつきあう人もない

でも銭湯の常連のおじいさんやカメラ屋古本屋の店主には常連として好意的に認知されてるし、居酒屋の店主(甲本弟)は「おかえり〜」と迎えてくれて同じ酒を出してくれる

薄いつながりがあちこちにある
彼は孤立しているわけではない

 

映画の前半はこんな平山の生活をかいま見る構成なのだが、正直私は映画を見ながら「大事件などが起きてこの平山の平穏な暮らしが崩されませんように!!」と心から祈ってた

まあ映画なので、案の定後半にちょっとしたことが起きるんだけどさ

 

私、もっと歳をとったら平山のような平穏なルーティンをこなす暮らしがしたいと考えていたので、すごい良いロールモデルを提示された気分

規則正しい生活をする、仕事は全力、身だしなみと清潔を保つ、ゆるいつながりを複数持つ、継続している趣味がある、植物や動物を育てる…等々

素敵〜

 

ちなみにほかの人のレビューをちょっと読んでみたら、だいたい好意的なコメントだったけど、「どうみたらいいのか分からん」「退屈。何も起こらない」という否定的な意見も少しあった

「なんだとー!」とちょっとムカついたが、すぐに思い直した
否定的な人はたぶん若い人なのだ
たしかに若い人がこれを見て「こんな暮らしがうらやましい」とか思ってちゃいけないよな
もっとガンガンいかんと

 

というわけで今のとこ私の暫定1位映画です
音楽もキャストもよかった
私の1位は「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」だったんだけどな〜とか思っていたら、監督同じ人かよ!
私この監督が好きみたいですね
ほかの作品も見てみようかな〜

【1月の本】ブレイディみかこ2冊、瓜を破る

毎年、なんとなくテーマを決めて読書してましたが、今年のテーマは
Amazonの欲しいものリストに放置してある本」にしました

気になった本はとりあえずAmazonのリストに突っ込んであるのですが、何冊も放置しててなんでチェックしてたのか忘れてしまったものも多いので、この際消化しようかと


●「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこ

作者はアイルランド人と結婚してイギリスに住んでいる女性。ハーフの中学生の息子がいる。内容はノンフィクションエッセイ。

作者の周りの低〜中階層の暮らしが息子のの生活を中心に描かれている。
ことあるごとに人種差別、貧富の差の問題が周りでおこる。イギリスはいまだにすごい階級社会みたい
ハーフ(この言い方もどうかと思うが便宜上)の息子さんも、イギリスでもからかわれ、九州でも塩対応にあったりする

が、この息子がすごいんだな
「人生何回め?」ていうぐらい大人っぽい考え方ができる
この本のタイトルも息子が走り書きしたものを作者が頂いちゃったものだ
センスありすぎ

本屋大賞などいろいろ賞を取っただけあって、おもしろかった

 


●「ワイルドサイドをほっつき歩け」ブレイディみかこ

同じ作者のノンフィクションエッセイだが、今度は作者の周りの友人や知り合いの中高年の生活を中心に描かれている

おじさんたちは元気だ
失業したりデモに参加したり、離婚したりやっぱり恋に落ちたり…
EU離脱問題のころのイギリスなのでごたごたしているが、それでもたくましく生きている

やっぱ地味でしょぼくれた日本人と違って欧米人はそもそもパッションの量が違うな
肉食ってるからかな…

それにしても外国の知らない生活事情を知るのって面白い
イギリスではNHSというシステムがあって医療費はタダだとか
(ただし使いにくいシステム)

愛すべき中年がたくさん出てきておもしろかった
ただあんまり共感はできないのは私が地味でしょぼくれた日本人だからか

 

●漫画「瓜を破る」1〜8巻 板倉梓

瓜を破る→ 破瓜→ 処女喪失の話か〜
なんだよエロかよ
なんか表紙の絵もロリコンぽいし… 

そんな感じで食わず嫌いしてましたが、お試しキャンペーンで読んでみたらすごくおもしろかった

33歳処女の会社員の主人公
容姿はキレイめ、性格もよく、それなりに社会人をうまくやっている
ただ性体験だけがないのがコンプレックス
それを解消しようとジタバタしつつも、気になる人(29歳童貞)ができて…

メインストーリーは主人公カップルなんですが、この2人が異常に初々しくてかわいいのです
エロシーンを応援しながら読んだのは初めてでした

この漫画がおもしろいのは構成が、主人公の周りの人間にもスポットをあてたオムニバス形式になってるとこ

キツイ性格の先輩、サバサバした合理主義の後輩、すぐ早退する子持ちの同僚など、普通の漫画ならちょっとした悪役になってるキャラをひとりひとり掘り下げていく

どんな人にもそれぞれ事情があって今のその人になっていることが分かると、全員愛しくなってしまう

まだ完結してないので続きが気になります

【1月の映画】ゴールデンカムイ

今年はなんとなく月1本映画を見ることにしたのだ

1月は友達が見たいと言った「ゴールデンカムイ
言わずと知れた大ヒット漫画の実写化

明治の北海道を舞台に敵味方入り乱れての金塊争奪戦
とにかくアクション、うんちく、ギャグてんこ盛りの娯楽大作

さらに絵がすげー上手い
めちゃおもしろい大好きな漫画

てことで漫画が完璧すぎて実写化には不賛成派
(35歳の長瀬智也と13歳の仲間由紀恵が用意できるなら賛成)

しかも主人公の杉元のキャストは漫画実写化映画のカルマを一人で背負う男、山崎賢人
うーん… 不安しかない

フタを開けて見ましたら不安は吹き飛びました

山崎賢人すごいがんばってた〜
ビジュアルやアクションはもちろん、たくさん敵を屠ってきたことへの自嘲の表情とか…
なんか演技力がアップしとる

あまりのがんばりに軽くファンになりました
そりゃー広瀬すずちゃんを彼女にできるわ

キングダム1の時は奴隷上がりの歩兵役だったので細マッチョな体
その体格から体重を10キロ増やし、大谷翔平みたいな体(言い過ぎ)に変身
死線をくぐりぬけた復員兵なので手のひらも分厚くて傷でボロボロ
いやー 役者さんてすげえな

ほかもキャラも可能な限り似せていて、特に二階堂や月島なんか漫画が3Dになっただけって感じ
ストーリーも原作にほぼ忠実で解釈違いがなく安心して見られる映画でした

それにしても玉木宏のこと別に好きではないんですが、彼が出ると画面の格が上がるね
杉元の最大の敵である鶴見将校役で、優しそうで品があって怖くてクレイジーな感じがお見事

馬車の上のアクションシーンもすごかった
山崎賢人佐藤健みたいな人って身体能力ってどうなってんだろ
格闘家でもないのに

続編もあるっぽいし楽しみが増えましたね

しかし山崎賢人はキングダムにゴールデンカムイ陰陽師もやるらしいし、山崎賢人1人では足りないのでは

 

というわけで実写化成功で大満足なのですが

…実写化といえば「セクシー田中さん」問題です
わたくしあの作品の漫画もドラマも好きでして
今回ものすごくダメージを受けてしまい…

なんつーか、今の世ってようやく昭和と令和の価値観がごちゃまぜの過渡期じゃないですか
あの作品て普通のコメディ恋愛OL漫画に見せかけて、今の世を「なんだかなあ」と思いながら生きてる人に田中さんを通して価値観を壊して希望を与えるという作品なんですよね
たぶん作者の集大成的な作品になるはずだった

その大事な作品をしょーもない恋愛ドラマに換骨奪胎しようとするテレビ局と丸腰にペン1本で戦い、ボロボロになった上、不完全燃焼になった最終話の責任をおっかぶせられて世間の批判を浴びせられて…

仕方なく、ブログで経緯を説明
かなりいろんな方面に気をつかった文章だった
ただそれだけだったのに

憶測ですが最後のツイートからして、彼女がいなくなった原因の決定打が「今まで自分に向けられていた批判が何倍にもなって脚本家へ向けられた。自分の号令で」だと思われるのが悲しい
とても優しい人だったんでしょう

こないだまで自分が苦しんでいた批判が、自分の発言で呪い返しとなって脚本家に襲いかかる
あの人インスタですごく意地悪してきてたし、そんな奴どうなろうがむしろいい気味じゃないですか
私ならそう思う

でも優しくて真面目な人は自分で幕を引いてしまった
全漫画家、全漫画好きが味方だったのに

わたくし、才能があって性格が良くて真面目な人がいなくなるというのに、ものすごくダメージを食らうみたい

あれからずっと考えてます

自分の中で全然終わってないから「ご冥福をお祈りします」と書けない
書いたら認めてしまう

2023今年もおわり

2023年も終わりです!
まあわたしはこれから会社で年越しなんですけど
(仕事する気はなし)

今年はさすがにコロナの影響なくあちこち行けるようになりましたね
厳密にはコロナは流行ってはいるんだけど、初期の頃と比べて毒性がかなり低い
でもだいぶもとの世界に近づいてきました

それではちょっと今年を振り返ってみましょう

<ライブ関連>
4月にやっとスパゴーに行けました♪
実に3年ぶりくらいです
楽しかったな〜

さてツアーも行くぞ〜とか思ってたら、メンバーの健康問題でLiveが飛び、行けたのはラストの川崎だけ
でもでも久しぶりの生音でカンドーしましたよ!

あとは地元に来た奥田民生×マカロニえんぴつ、そしてユニコーン
どちらもよかったです

夏にはABEDONのツアーがあったのですが、友達は仕事で行けないというし、私もビッチ問題がなんとなく尾を引いていてひとりで行く気にもなれず…
でもやっぱ行っとくべきでしたかね

 

あとですね…

突然ふと「死ぬまでに櫻井敦司の顔を拝んでおいた方がいいかな」と思い立ち、春に地元に来たBUCK-TICKのLiveに行ってきました
もちろんそれは「自分が死ぬまでに」という意味でした
まさかあんなことになるとは思ってなかった

ちなみにわたくしBUCK-TICKファンには申し訳ないですが、完全な顔ファンです
なので曲とかはイマイチ知らなかったのですがいい声だし十分楽しめました

櫻井さんはなんかカッコいいとかイケメンというより「麗人」て感じ
MCもシャイな感じで性格も良さそう
一週間前にチケット取ったので席は悪かったのですが、もし最前列とかで間近に見てしまうと大幅に沼りそう
席が悪くて命拾いした…とか思ってたのです

あの日、たぶん1曲めでお客さんを帰らせるわけにはいかないと思ったのでしょうね
ロッカーとしては最高にカッコいい逝き方ですが、そんなことより…

あまりまだ消化できてません
私程度でそんなだからガチファンの心情を思うと血が凍ります
私はとりあえず山崎まさよしを憎むことでバランスをとってました(とばっちり)

うーん

やはりLIVEは見れるときに見ておかないと…

ってこう結論づけるのもなんか失礼だよな

消化できない


音楽以外では、香川の「またつま」イベントに行きました
香川開催は皆勤賞
毎回とても楽しい♪

あこがれのアーティスト(たいがー、乙幡さん、デハラさん、片桐さん)せいぞろいの貴重なイベントですわ
来年もいくぞ〜

 

<旅行>
またいつパンデミックで世界が閉鎖されるかもしれない…
今のうちにってことで今年はあちこち行きました

広島の宮島、宮島水族館
高知の牧野植物園、マルモッタンモネの庭
岩手県 遠野市、小岩井牧場
LIVEついでで横浜
三重県 志摩スペイン村、伊勢志摩シーパラダイス
熊本県 湯布院、別府

オカンと行ったり、姉や姪も来たり、友達と行ったり、遠くの友達に会いに行ったり、ひとりでLIVE行って横浜ぶらぶらしたり

体力やお金的にまあまあキツめでしたが満足の1年です〜

特に岩手県は憧れの遠野に行けて満足♪
遠野物語の地をこの目で感じることができました
デンデラ野というリアルうばすての場所にも行きましたよ
美しいですが厳しい土地です

本当はこれにプラスして宇都宮と名古屋も行く気だったんだよな〜
無茶かしら


<ペット>

去年増えた黒猫ののあちゃんはすくすく育ち、6.4キロの巨猫に
世羅ちゃんが3.2キロなのでちょうど倍
しかし力関係は世羅姫と下僕
野良育ちが信じられないくらいいい子です

柴犬かりんちゃんは春に心臓発作をおこし、大幅に弱って大変でした
半年かけて回復
しかし心臓が悪いのはいつどうなるかわからないので、気をつけないとな〜


<体力>
更年期に入ったのか、急に頻尿だと腰痛だの便秘だのに悩まされるようになりました
まあ頻尿と便秘はすぐ治ったのですが、腰痛は3ヶ月も治らず、ストレッチの重要性を感じてます
医者によると背骨が左に曲がってるらしい

ひょっとするとギターのせいかも…
あわてて足置き台を購入
筋トレもしないとな〜

<読書>
今年の課題図書は「ミシマ社の本10冊」でした
(もちろん課題図書の他にもいろいろ読んでます)

ミシマ社はこだわりの個性的な本を作る小さな出版社

●「書こうとしない書く教室」(いしいしんじ
絵本作家で最近人気のいしいしんじが気になっていたので読んでみました
なるほど個性的なおもしろい人だ。他の著作も気になる

●「今までにない職業を作る」(甲野義紀)
道家の自叙伝風教育論(?)
まあすごい人で言ってることも正しいんだろうけど自慢がなかなか鼻につきます

●「料理と理多」(土井善晴
エッセイかと思ったらインタビュー集だったので読み応えなし

●「ザ・万字固め」 万城目学
すごくおもしろいエッセイ
知らなかったけど著者は「鹿男あおによし」の人でした
ほかの著作も気になる

超訳古事記 鎌田東二
古事記の神話を時系列にまとめてひとつの物語にしたもの
30分ほどで読めて、あちこちの神社の縁起がすべてつながって理解できるのでよき。おすすめ

●たもんのインドだもん 矢萩多聞
インドにいた頃のエッセイ
おもしろいけど、本があまりにも薄い

●ほしいものはなんですか? 益田ミリ
これは漫画。独身、既婚、子あり、子なし、仕事あり、仕事なし
こういういろんな立場の女性の微妙なもやもやを描く作品はもうみたくないな〜

●善き書店員 木村俊介
いろんな書店の名物書店員さんにインタビューした本
それぞれの人の経歴やこだわりがおもしろい
おすすめだけど、なぜか最後の章がまるまる筆者のこと(書店員にあらず)が書いてあるのがすごい蛇足

●仕事のお守り ミシマ社編
いろんなプロフェッショナルにポリシーやジンクス(?)などを聞いた本
全然ピンとこなかった。あと赤字で印刷した部分が読みづらい

●THEBOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたいこの1冊
本屋さんのおすすめ本紹介。来年はここから読む本を選ぼうかな〜

以上です

 

<まとめ>

ここ3年の停滞を考えるとまあまあ充実した1年ではなかったでしょうか
しかし確実に体にガタがきているので本格的になんか考えた方がいいかもしれません

では仕事いってくる!!